査読付き論文コーナー創設にあたって
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Scope Eye | ||
会計基準の守備範囲 | 有限責任監査法人トーマツ 元国際会計基準審議会理事 鶯地隆継 |
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会計時評 | ||
監査の品質を考える | 佐久間義浩 | |
Salon de Critique | ||
グローバル・ガバナンス時代における規制機関のあり方 | 森 洵太 | |
特集 新会計基準(案)で対応が迫られる!? 見積り・会計方針の開示 |
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ASBJ解説 企業会計基準公開草案第68号「会計上の見積りの開示に関する会計基準(案)」の概要 |
宮治哲司 林 良生 岡 聖也 |
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ASBJ解説 企業会計基準公開草案第69号「会計方針の開示,会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準(案)」の概要 |
山田哲也 山澤伸吾 |
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IFRS適用企業の事例に学ぶ 見積りに関する注記の開示ポイント |
石原宏司 | |
日本企業の開示例に学ぶ 会計基準等の定めが明らかでない場合の開示ポイント |
舟山真登 小澤 諭 |
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有報の記述情報との関係は? | 平 圭 | |
監査に与える影響は? | 住田清芽 | |
アナリストは何を期待するか? | 窪田真之 | |
第1回『企業会計』カンファレンス開催のお知らせ/査読付き論文コーナー創設のお知らせ | ||
Accounting News | ||
ASBJ解説 | ||
収益認識の開示(表示および注記事項)に関する公開草案の概要 | 桑田高志 藤田晃士 |
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金融庁解説 | ||
有価証券報告書等の審査業務等におけるAI等利用の検討 | 上利悟史 合場真人 |
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監査法人のローテーション制度について ――「監査法人のローテーション制度に関する調査報告(第二次報告)」の概要 |
高橋敦子 | |
時事解説 | ||
IEO,STOに注目集まる ICO規制の最新動向と会計論点 |
関口智和 | |
上場企業への影響は? 日英のスチュワードシップ・コード改訂 |
鈴木 裕 | |
連載 | ||
事例でわかる 収益認識会計基準等の代替的な取扱い 約束した財またはサービスの重要性が乏しい場合の取扱いと出荷および配送活動に関する会計処理の選択 |
浅井敬子 | |
解題深書 IFRSの原則主義会計と会計の質 |
鳥飼裕一 | |
「おカネ」はどこから来て,どこへ行くのか 銀行預金の今そこにある危機 |
福井義高 | |
税務と会計の水面下の戦い 引当金をめぐる対立 |
矢内一好 | |
主要論点をピックアップ 収益認識のポジション・ペーパー記載術 出荷基準等と請求済未出荷契約 |
高田康行 | |
日本企業における管理会計の実態調査 原価管理編(東証・名証1部以外の上場企業) |
吉田栄介 岩澤佳太 |
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書評 | ||
吉田寛『市場と会計』 | 山本守之 | |
相談室Q&A | ||
〔会社法務〕宇宙ビジネス事業者が知っておくべき法規制の概要 | 毛阪大佑 |
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編集室より |
△2020年はオリンピックイヤー。さらに日本が開催国となればますます期待が膨らみますね。ところで,スポーツには厳格なルールがあり,それに則って競技が行われますが,会計基準もビジネスの舞台で「関係者に適切に情報を提供するために,皆で同じように○○しよう」というアプローチで作成されているという共通点があります。本号特集では見積りおよび会計方針に関する会計基準(案)を取り上げ,その意義と適用方法を分析しました。 △もちろん,ルールを整えればすべてが自動的に最適化されるわけではありません。たとえば「何を注記事項に選ぶかに(中略)ビジネスリスクを,経営陣がどう捉えているかが,如実にあらわれる」(窪田稿66頁)という指摘があるように,与えられた「場」でいかにディスクローズするかによって,ステークホルダーの評価が大きく左右されることとなります。皆が同じスタートラインに立つ分,積極的に取り組む企業がより評価されるようになるはず。本号特集で取り上げた基準は2021年3月31日以降終了する事業年度から本格適用予定。こう書くとまだ先の話のように思えますが,検討事項が多いので,早めの準備にお役立てください。 △2019年のNHK大河ドラマ『いだてん』は,視聴率としては芳しくなかったようですが,個人的にはとても楽しめました。選手,運営,家族…と関係者が大勢いると,1つの大会を執り行うだけでも大変な苦労が伴うことがわかりました。会計も「会社と会計監査人が財務諸表利用者の利益の観点から(中略)緊密に連携をとっていくことが望まれる」(舟山・小澤稿44頁)という言葉のとおり,関係者全員で経済社会に資する行動ができたらよいですね。 |
『企業会計』2020年3月号のご案内 |
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