査読付き論文コーナー創設にあたって
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Scope Eye | ||
「出す」利益が企業をむしばむ | 神戸大学教授 三品和広 |
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会計時評 | ||
中小企業会計の必要性 ――小規模事業者に思いを馳せて |
成川正晃 | |
Salon de Critique | ||
両大戦間期日本の社債市場 | 北浦貴士 | |
特集 改正開示府令で 有報はこう書く! |
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経営方針・経営戦略等 | 吉井一洋 | |
事業等のリスク | 三井千絵 | |
会計上の見積りや見積りに用いた仮定 | 平 圭 | |
役員の報酬 | 橋康之 | |
政策保有株式 | 吉田貴富 | |
監査の状況 | 大瀧晃栄 | |
査読付き論文コーナー創設のお知らせ | ||
Accounting News | ||
ASBJ解説 | ||
改正「修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)」の概要 | 中根將夫 | |
改正企業会計基準第21号「企業結合に関する会計基準」等の概要 | 和田夢斗 | |
時事解説 | ||
施行まであと1年! 経理財務部門のための債権法改正対応の進め方 |
岩品信明 | |
特別企画 2019年3月決算対策 |
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仮想通貨・在外子会社等(18号報告)・偶発事象の会計処理等のポイント | 嶋崎正康・ 田中 圭・ 男澤江利子 |
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改正税効果会計基準等の留意事項 | 村田貴広 | |
権利確定条件付き有償新株予約権の会計処理のポイント | 矢農理恵子 | |
収益認識会計基準の早期適用時の留意点 | 小松拓史 | |
連載 | ||
解題深書 会計人が知っておきたいブロックチェーンの基本 |
野間幹晴 | |
Accounting Great Books 2nd 木村重義『新版 会計原則コンメンタール』@ |
阿部光成 | |
日米比較でわかる コーポレートガバナンス 会計・監査等 |
長谷川茂男 | |
相談室Q&A | ||
〔会社法務〕入管法改正で押さえておきたい 外国人材受入態勢の整備・検討ポイント | 南谷健太 | |
書評 | ||
西村明『Management, Uncertainty, and Accounting』 | 大下ジョウ平(「ジョウ」は「丈」に点) |
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編集室より |
△2月14日はバレンタインということで,デパートの催事場へ。目をまるくするような値段のチョコがどんどん売り切れていくのを見かけ,きっとあげたい相手がいるんだろうなと僻みモード。本号「Scope Eye」(三品稿1頁)では,無理に「出す」利益ではなく,出るべくして「出る」利益の重要性が説かれていますが,うわべの利益(義理チョコ)は,その場はおいしくても人を幸せにしません。ところで,試食していると,「プレゼントチョコですか,ごほうびチョコですか」と店員さんから一言。ごほうびチョコは「出る」利益か「出す」利益か,編集部では見解が分かれました。 △本号特集のなかで「日経アニュアルリポートアウォード2018」が言及されていたため,ウェブサイトを確認すると,審査講評が掲載されていました。気になる評は「非財務情報に注力する余り財務情報が手薄になっていないか」(野村総合研究所・大崎貞和氏)というもの。説明責任を果たすべく,肝心の「Account」を忘れてしまってはまさに本末転倒。投資家もそういう報告に騙されないはず。「季節外れの雪のなか,体調が悪くて,仕事も立て込んでいたけれど,何とかホワイトデーのお菓子買ってきたよ」。妻も娘もそういう口上には騙されないはず。きっと,「それいくら?」 △本誌のように法令等の制度を取り扱う専門誌では,定義が頻出します。議論の前提に揺らぎが生じることを防ぐためでしょう。約款や請負をはじめ,本号でもいたるところに言葉の定義が登場します。日ごろ何気なく用いている言葉も,定義をしっかり確認すると,様々な意味があるとわかって反省させられます。誤解を招くような使い方を今までしていたかもしれません。ややもすると楊枝で重箱の隅をほじくるようなことにもなりがちですが,編集者となったからには,一字一句見逃すことのないよう,日々心がけていく所存です。 |
『企業会計』2019年5月号のご案内 |
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