特　集

会社法改革の論点

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単元株・金庫株制度の導入と株式発行手続の簡素化---中西敏和

　

★Summary★

　　現行株式制度が、今まさに大きく変わろうとしている。56年改正で設けられた株式の最低発行単位に関する規制が廃止される一方、積年の懸案事項であった額面株式が廃止され、さらに金庫株制度が導入される等、実務に与える影響は大きい。本稿は、施行を間近に控えた新しい株式制度の概要と実務対応について説明を加えるものである。

　

★Profile★

なかにし・としかず■1975年３月神戸大学法学部卒業後、東洋信託銀行株式会社入社。1979年３月神戸大学大学院法学研究科修了、同年４月同社証券代行部配属、現在、同社証券代行企画部部長。主な著書に、『役員退職慰労金内規の事例分析』（商事法務研究会）、『株式実務マニュアル‐未公開会社から公開会社まで』（中央経済社）などがある。