岡田さや香
販促の仕事ってなに??
私たち販売促進部は書籍を効率的に売るために活動しています。
9時に出社し、10時に会社を出て5~6件ほど書店さんを訪問し、夕方に帰社するのが基本的な一日の流れです。
書店さんに着いて行う活動は、自社の商品がそのお店の客層に合った形で展開されているかをチェックし、場合によっては別の展開方法の提案や、新刊や他店で好評の本のご案内など様々です。また、他社の情報や市場の動向を探るというマーケティング活動も行っています。
商品の刷り部数や在庫の状況を見て、当社とお店の両方にとって、もっともロスなくお客様に商品をお届けするのが販促の仕事です!
また、当社の中では大学における教科書の採用も売り上げの大きな柱です。毎年、秋に地方の大学に出張に行き、先生方に次年度のテキストのご案内をすることも大切な仕事の一つ。先生方に直接お話しを伺うのは、とても貴重な経験となっています。
どんな人が中央経済社の本を読むの?販促はどのように読者とかかわっているの?
当社は創業以来、経済界の第一線で働く実務家のニーズに応えられる書籍の出版を目指しています。
そのため、書籍の多くは企業活動と密接した内容であり、主な読者対象は、企業の経理マンや弁護士、公認会計士、税理士といった実務家の方々です。
これらの方々に書店さんに行って満足していただける品揃えにするのが、販促の仕事。
当社は特に会計分野を厚くフォローしている事から、多くの企業が決算期を迎える3月と9月には、書店にて決算に関する書籍のフェアの企画・提案をさせて頂いています。
会社の中はどうなっているの?社内はどんな雰囲気?
まず、私たち販売促進部が働いているのは、3階にあたります。2階と地下1階は書籍の倉庫になっていて、何十万冊と本があります。すべて商品です!
人気商品などの在庫状況は常に変動しているので、在庫を確認しに階段を駆け下りる光景は、春の新入社員の風物詩です。
実務書や専門書をメインに刊行している出版社なので、コワい方々ばかりなのでは...、というイメージを抱かれる方は多いと思います。ですが実際は、女性も多く活躍しており、アットホームな雰囲気なのではないかと思います。
また、特筆すべきは編集部と販売促進部の垣根が低いことでしょうか。
朝の短い時間を利用して、編集担当者が雑誌や書籍のプレゼンテーションを販売促進部に行ったり、販促は日々の活動で得た情報を編集部にフィードバックしたりと、部門間の情報交換は活発です。
残業はたくさんある??
販売促進部は昼間は外に出て、書店さんを訪問する仕事ですので、そのほかの仕事は帰ってからになるのが基本です。時期によって忙しさに変動はありますが、大体8時ごろまで働いていることが多いでしょうか。
ただ、当社のビル自体が9時に閉まるため、9時以降の残業はありません。持ち帰る残業も、地方の大学に出張に行くための準備で忙しい10~11月をのぞいて、ほぼゼロといっていいでしょう。
この仕事をしていて良かったこと、気をつけていること
入社後、すぐに販売促進部に配属になったのですが、名刺の渡し方に始まり、注文の取り方や業界特有の慣行など、最初はなにも分かりませんでした。そのため最初のうちは、書店さんに入るだけでも緊張しました。
それが徐々に慣れるようになったのは、先輩方のフォローや書店員さんとのやり取りを繰り返し、半年が経ったあたりからでしょうか。
今では自分の担当のお店に関し、売れ行きのいい分野や客層を把握し、ピンポイントで商品をご案内できるようになってきました。売り上げが上がると、担当の書店員さんに感謝されたりと、お店にも愛着がわくようになりますよ!
ただ、この仕事は自らの力だけでなく、書店員さんとの共同作業ではじめて可能になる面が多々あります。いつも、感謝の気持ちとお店の立場に立って考えられる販促部員になれるよう意識しています。
昨年はこんな1年でした
| 4月 | 新入社員も迎えて新しい販売促進部の体制の完成!各販促部員の担当地区を決定。ちなみに私は、神田・渋谷・六本木・川崎・埼玉・小田急線の六地域が割り振られました。スケジュールをうまく組み、各地域を効率よく回ることが求められます。 |
| 5月 | 新人を連れて、書店さんを訪問する日々。注文の取り方のポイントや出版流通のしくみについて、教えます。 |
| 6月 | 当社の看板商品『会計全書』の刊行シーズン。ポスターの作成・発注に始まり、地方書店に出張を組むなど、一年の内の大切な仕事のひとつと言えます。 |
| 7月 | 担当の書店さんが商品の大幅見直しを行うということで、お手伝いに伺います。売れ筋の商品をきちんと入れ、商品の並べ方や分類の仕方も検討し直しました。これで売り上げがきちんと上がるか、ドキドキです...。 |
| 8月 | 八月は、販促もちょっとお休みモード。夏休みを、販促部員で調整しながら取ります。みなさん大体、一週間はお休みされますよ♪ゆっくり休んでエネルギーを充填します。 |
| 9月 | 秋口からが販促にとってもっとも忙しいシーズンです。年末まであっという間に時間が過ぎます。まずは、九月に本決算を迎える企業向けのフェアを、書店さんに手配する事から始まります。同時に、常時書店さんに置いていただく商品(『常備商品』と呼びます。)の選定作業をこなしたりと、忙しい日々が続きます。 |
| 10月 | 地方大学への出張シーズンがやって参りました。北は北海道から南は九州まで、採用が見込めそうな大学には、目録などの販促グッズを持って伺います。販促部員として二年目にあたる私は、今年は富山・金沢・福井の北陸地区が担当でした。4泊5日の出張をこなせば、販促部員としての自信もつく一大イベントです。東京に戻ると、7月に商品見直しを行った書店さんの実売数が増加に転じたとのデータが出て、ほっと一安心です。 |
| 11月 | 引き続き、地方の大学出張。第二弾は大阪に行きました。こちらも一週間です。その後、報告書を作成。営業・編集から役員まで、社内の大部分の方が読む文書なので、情報に漏れがないよう意識します。 |
| 12月 | 先生に教科書の見本品を送ったりと大学出張のアフターケアをしつつ、年末は書店さんへの流通がストップするので、人気商品は売れ数を予想して多めに注文を頂きます。年末の忙しさもラストスパートがかかり、冬期休暇前まで気が抜けません。 |
| 1月 | 年始の挨拶回りを行った後は、通常の販促活動を行います。年末から年始にかけて売れた商品をしっかり補充していきます。また、今年は『国際財務報告基準IFRS2009』という書籍(税込み15,750円!)が目玉商品として登場し、販促部員は日々売り上げに目を光らせます。 |
| 2月 | 書店さんでの一大イベント『決算書フェア』のシーズン到来です。三月に本決算を迎える企業向けのフェアを企画し、書店さんにご提案。月末はフェアの出荷準備で大忙しです。販促部員の連携プレーがもっとも必要とされる時期です。 |
| 3月 | 引き続き担当の書店さんの『決算書フェア』のフォローをします。今年度の新入社員が入ってくる時期が近くなり、もう販促部員としてみんな一人前の時期ですね♪ |

